ガイドライン工法とは?
ガイドライン工法について
(一社)全日本瓦工事業連盟が推奨する耐震性、耐風性に非常に優れた安心・安全な瓦工事方法です。
平成12年5月の建設基準法の大改正により、屋根の工事方法もより科学的、より安全なものに大きく変化しました。これまで1400年にわたって培われてきた伝統に加え、科学的データに基づいた新しい工事方法を示したのが『ガイドライン工法』です。
『ガイドライン工法』は地震時にもっとも影響を受けやすい棟部の施工方法を改良した耐震工法です。
従来の工法では銅線などの緊結が瓦に施されてなく、ただ葺土に押し固めてあったり、緊結線の使用も不十分でした。
しかし、『ガイドライン工法』では棟補強金具を躯体(タル木部分)に釘で固定し棟瓦(のし)を1枚、1枚ステン線等で緊結していき、棟金具の上部芯材受け口に芯木を通して釘で留め冠瓦といわれる最上部の瓦からステンレスビスで締め付けるという画期的な施工法です。
また、平部では平瓦全てをステンレス釘で留め付け、軒部、袖部などの部位では釘穴3か所の緊結が必要とされています。